☆兄弟(ヱト)
日本は象徴天皇制。
皇位継承順位は、今上天皇(明仁)⇒①皇太子徳仁親王
⇒②秋篠宮文仁親王⇒③悠仁親王。
なんだかこれに似ているなと思う。
天照大神⇒天忍穂耳尊⇒櫛玉火明尊
⇒瓊瓊杵尊⇒火明命
⇒火進命(火酢芹命)=海幸彦
⇒火火出見命(彦火火出見尊)=山幸彦
現代なら、皇位継承順位は①クシタマホノアカリ②ニニギ③ホノアカリってことになる。
じっさいというか、天照大神から三種の神器、忍穂耳尊から十種の神宝を授かって日高見高天原から天孫降臨したのは、ニニギではなく兄のクシタマホノアカリの方だった。
天の磐船(祝船)で浪速から斑鳩のトリノシラニハ(大和国鳥見白辻山)。さらに飛鳥へと遷る。
だだし有能だったのはどうやら弟のニニギで、天照大神は治水工事の功績を称え、ニニギの八洲(やしま)巡りの申し出を許可している。
八洲は日本の古称。
天照大神から鏡臣に天児屋根命、剣臣に子守神を副えられ、三種の神器を授かったニニギは、中部地方の越や東海地方の富士から筑紫(九州)にいたる広範囲を巡り、民を豊かに潤した。
この八洲巡りが、記紀神話のいう天孫降臨である。
ニニギのひ孫にあたる神武天皇が三種の神器しか持ってなかったのは、そういうわけだ。
かたや神武と戦ったニギハヤヒは、十種の神宝ももっていた。
ニギハヤヒは、天照国照彦火明櫛玉饒速日命。
天照の冠名は、天照大神からの正当な継承者という意味だろう。
では国照、彦火明、櫛玉はどうか。これらニギハヤヒのワードがどこにあるかをつぎの系図で確認してみてほしい。
忍穂耳尊⇒櫛玉火明尊
瓊瓊杵尊 ⇒彦火明命 ⇒国照命(饒速日命)⇒宇摩志麻治命→物部氏へ
火進命 武照命(武日照命)
彦火火出見尊 ⇒鵜草葺不合尊 ⇒五瀬命
稲飯命
三毛入野命
神武天皇(磐余彦)→天皇家へ
そう。ニニギの兄の櫛玉火明尊。ニニギの長男の彦火明命。そして孫の国照命だ。
この国照が、ニギハヤヒ本人である。
天照国照彦火明櫛玉饒速日命という長ったらしい名まえは、まんま系図を示してるわけ。
記紀ではクシタマホノアカリもヒコホノアカリも存在感がきわめて薄いので、すっかり混同されちゃってるけどね。
またニギハヤヒ自身が天孫降臨したのなら、ニニギと同世代になってしまい、神武天皇との間にえらく世代の差が生じるわけだが、この系図なら、ニギハヤヒとウガヤフキアエズ、子のウマシマチと神武天皇が同世代だったことがわかると思う。
では、初代飛鳥君クシタマホノアカリの子がニギハヤヒでないのはなぜか。
まあようするに子宝にめぐまれなかったってことだ。
そのため弟のニニギの孫、すなわちニニギの長男ホノアカリの子クニテルが、飛鳥朝の三種の神器と十種の神宝を受け継ぐことになった。それが、ニギハヤヒだ。
ニニギの長男ヒコホノアカリの子ニギハヤヒの飛鳥王朝。
ニニギの三男ヒコホホデミの子ウガヤフクアエズの筑紫(日向)王朝。
神代の最後は、二朝並立時代だったといえる。
ではどちらが正当かといえば、そりゃやっぱ飛鳥王朝だろう。
のちに日本武尊が日高見に東征したとき、蝦夷の首領は皇位をうばった神武の王朝なんでだれが認めるものかっていったわけだが、そりゃそうだろうと思う。
12月4日に行われたダート国際G1チャンピオンズカップの結果は、1着サウンドトルゥー、2着アウォーディー、3着アスカノロマン。
これって着順通りに馬名を訳すと、本物の受賞者はアスカって意味になる。
神武天皇自身にもその負い目はどっかあったのかもしれない。
だから統一王朝を大和に樹立するにあたって、ウマシマチの十種の神宝の祭祀をうけたんだろう。現在の11月22日の鎮魂祭だ。
三種の神器が物質世界の治世の宝なら、十種の神宝は一から十でヒト(神人)ととなるいわば精神世界の宝。
高天原の天の神々と、地の人々とをつなぐ神人としての天孫の宝だ。
すくなくとも神代から神武天皇を初代とする人皇の時代の変わり目に、十種の神宝が関係してることはおわかりいただけると思う。
神武天皇の鎮魂祭+大嘗祭で、筑紫の三種の神器と日高見の十種の神宝が大和に融合する。
統一王朝としての大倭日高見国(おおやまとひだかみのくに)が誕生したわけだ。
ニギハヤヒの子ウマシマチは神武天皇に重用され、その子孫は物部氏として大和朝廷を支えた。
だが6世紀に蘇我氏に滅ぼされ、十種の神宝の秘法はついに絶えた。
蘇我氏が擁立した崇峻天皇が9月9日に即位したのは、仏教という精神世界のあらたな99り(ククり)が誕生したことを意味するんだろう。
十種の神宝は現在、秋田物部家に一部が遺されているって話だけどさだかじゃない。
11月22日の鎮魂祭と23日の新嘗祭は、神武天皇の鎮魂祭+大嘗祭の故事を毎年更新してるようなもの。つまり日本(大倭日高見国)がそこで更新されるわけだ。
その祭祀がおろそかになれば、国に闇や魔やウイルスが入るのはある意味とうぜん。
そして残念ながら現在、まさにその状況にある。
ご高齢になった天皇陛下は、祭祀をはしょらざるをえない...。
ニギハヤヒについては、いろんな方がいろんな説を唱え、いろんな想いをよせている。
僕はそれを否定するつもりはない。
じっさい事象はクシタマホノアカリ=ニギハヤヒとして起きてるしね。
この文章を書いたのは、「ニギハヤヒでククってみた(1)」で述べた11月22日と23日の事象の意味の、どデカさをわかってほしいからだし。
神武事象(三種の神器)→日高見の東日本大震災(神武天皇崩御の3月11日)のあと、日高見高天原の風に乗って事象の流れが西に向かった理由、その意味をわかってほしいからだ。
日高見高天原の風にともなってニギハヤヒが事象化していること。
一から十で神人となる十種の神宝の精神世界の流れでもあること。
だからこそ「十」が事象化してるわけだし、そのさきにスサノヲの禊の火の十字や、カトリックの町ナガサキの十字があるということ。
そして最終的には、三種の神器と十種の神宝の和合が、日本を再生と再構築に導くということをだ。
障害はニギハヤヒの腹心、ナガスネヒコ。
ナガスネヒコ一族の子孫である奥州安倍政権。
安倍総理がナガスネヒコを演じつづければつづけるほど、ほんとの再生に向けて僕らの背負うハンデはどんどんデカくなる。
トランプ効果で市場は一気に円安株高に動き、バブルみたいに喜んでる方も多いと思うけど、そのトランプ次期大統領自身が「13のアメリカ」を背負ってることを忘れると、痛い目にあうと思うよ。
そもそも日高見高天原から吹いてるのが、三種の神器と十種の神宝を和合へと導く「十三の風」なのだから。
ナガスネヒコは櫛玉火明尊とともに天降った天太玉命の孫。
阿波徳島の天富命とはいとこ同士にあたる。すなわち大麻の忌部氏だ。
神武天皇の命によって天富命とその一族は天日鷲の子孫を引き連れていまの房総半島へと移る。
徳島の阿波と千葉の安房がおなじアワなのはそんなわけ。
その安房で自給自足生活をはじめたのが大麻で逮捕された女優の高樹沙耶だった。
ことし後半に世間をさわがせた大麻事件は忌部氏の事象。
ASKAの覚醒剤逮捕とのつながりもニギハヤヒとナガスネヒコ、アメノトミとの関係からわかっていただけると思う。
あれは覚醒せよ、目ざめよってニギハヤヒのメッセージだったと思う。
目ざめなければ再逮捕が待っている。
ニギハヤヒの日11月22日にフクシマ沖地震が示した第二のフクシマだ。
ASKAの父親は元航空自衛隊。
飛鳥のニギハヤヒは鳥見の神であり、飛行神社に祀られる飛行機の神でもある。
ブラジルクラブチームのラミアボリビア2933便墜落事故につづいて12月7日に月星のパキスタン航空、おなじ日高知沖では米軍のFA18ホーネットが墜落。
高知の足摺岬は那智勝浦とおなじ補陀洛渡海のポイントのひとつ。
18はオオナムチの事象数。
すなわち、墜落は核の補陀洛渡海(終わりの未来くん)の流れでもある。
じじつホーネットはスズメバチ。
雀神社はオオナムチ。蜂を神使とするのもまた補陀洛山の日光二荒山神社のオオナムチ。
信仰上は雀=鎮めでもあるとこがまた、秋篠宮ご夫妻と悠仁さまのナガサキご訪問といっしょで、いったいどっちなんだってカンジなんだけどね。
鎮め蜂ではなくまんまスズメバチなら、その攻撃性はごぞんじのとおり。
ともかく、日高見高天原から吹く13の風に乗るのは鳥。
来年のヱトも、酉。
トリの神は日本武尊。天日鷲命。そして飛鳥のニギハヤヒ。
とくに蝦夷日高見に剣を向けた日本武尊の事象には、ニギハヤヒの日とともに要注意だ。